オロチを拾った霜月康イエとジョージ・ジョースター

ジョジョの奇妙な冒険ABC 2弾 【コモン】 《キャラカード》 J-107 ジョージ・ジョースターⅠ世

オロチを拾った霜月康イエとジョージ・ジョースター 目次

霜月康イエがオロチを拾ってさえいなかったら…

ワノ国過去編で41年前に霜月康イエが、黒炭オロチのことをコマ使いとして働かせていたことが明らかになりました。

オロチが

「ヘエヘエ!! 康イエ様に拾って頂きましたオロチと申すコマ使いでございやす」

と言っていたくらいですから…(ワンピース 第961話)

身分が低かったオロチが拾われるようにして康イエの下で働けるようになったということだったのでしょう。

おそらくオロチは、康イエの下で働けるようになった事を契機にワノ国の将軍の座を「光月」から奪うところまで成り上がっていったのでしょうから…

康イエがオロチを拾ってやる事がなかったら、オロチが後にカイドウと手を組み、「光月」から奪い取った将軍の座に就くことはなかったかもしれませんね。

もしも、そうだったとしたら… 康イエがオロチを拾ったためにワノ国の歴史は大きく歪んでしまったということになりそうです。


※ワノ国過去編が始まった第959話が掲載された週刊少年ジャンプ2019年47号には「時は39年前-」と記されていましたが…

「ONE PIECEスタッフ公式Twitter」でジャンプ発売日に「39年前」は誤りで正しくは「41年前」と訂正されていました。

オロチを拾った霜月康イエとディオを拾ったジョージ・ジョースターⅠ世

ジョジョの奇妙な冒険 1 (ジャンプコミックス)

康イエがオロチを拾ってしまったようにディオを拾ってしまったジョージ・ジョースターⅠ世

もしも、上記の考え方が正しく、康イエが拾ってしまったことによりオロチに「光月」からワノ国の将軍の座を奪うキッカケを与えてしまったのだとしたら…

考えにようによっては、康イエがワノ国の歴史を歪めてしまったということになってしまいますね!

そうだとすれば… 「霜月康イエはジョージジョースターⅠ世みたいだな」と私は思ってしまいました。

ジョージ・ジョースターⅠ世とは『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクターで第一部の主人公ジョナサン・ジョースターの父です。

『ジョジョの奇妙な冒険』で第一部と第三部でラスボスの役割を務めたのは、第一部で吸血鬼となり、第三部では吸血鬼にして止まった時の中で動ける力を持つ能力者(スタンド使い)となったディオ・ブランドーであり…

『ジョジョの奇妙な冒険』の物語はジョースター家の者達とディオとの因縁の戦いの物語であるとも言えるのですが…

もしも、ジョージⅠ世がディオ・ブランドーをジョースター家に入れる事がなければ、この「ジョースター家の者達とディオとの因縁の戦い」が始まることはありませんでした。

ジョージⅠ世は、「命の恩人の息子」としてディオを引き取り、育てることにしましたが…

実はディオの父親が「命の恩人」などではなく悪党だということを知っていながらディオを引き取り、育てることにしていたのです!

ですが、そのディオが、ジョージⅠ世の命を奪い、さらにジョージⅠ世の息子ジョナサンの命も奪い…

さらにさらに後にジョナサンの子孫達とも死闘を繰り広げるようになったわけですが…

ジョージⅠ世がディオを悪党の子だと知りながら引き取るという常人には理解できないような(意味不明な…というかバカげた)お人よしな行動をとりさえしなければ…

「ジョースター家の者達とディオとの因縁の戦い」が始まることなどなかったはずなのです!

ディオが吸血鬼となるキッカケを作ったのもジョージ・ジョースターⅠ世だった

また、ディオ・ブランドーが吸血鬼となるキッカケを作ったのもジョージ・ジョースターⅠ世でした。

ジョースター邸に飾られていた不気味な石仮面の力によってディオは吸血鬼となりましたが…

その石仮面はジョージⅠ世が気に入り、美術商から買ったものでした。

もちろんジョージⅠ世は、人間を吸血鬼に変える力を持っていることなど全く知らずに石仮面を購入し、ジョースター邸に飾っていたわけですが…

ジョージⅠ世が悪趣味にも不気味な石仮面を購入し、自らの邸宅に飾るなどということをしなければ、ディオが石仮面の力によって吸血鬼になることなどなかったわけですから…

ディオが吸血鬼になってしまったのもジョージⅠ世のせいであることは間違いありません。

まさかディオを吸血鬼にしたジョージ・ジョースターⅠ世のようにオロチを八岐大蛇にしたのが霜月康イエなんてことは…

ディオを意味不明な理由で引き取ってしまい、「ジョースター家の者達とディオとの因縁の戦い」が始まるキッカケを作ってしまったジョージ・ジョースターⅠ世のように…

霜月康イエは、オロチを拾ったことによって、オロチに将軍の座を「光月」から奪い取るまでところまで成り上がるキッカケを作ってしまったかもしれませんが…

もしかしたらですが… ディオが吸血鬼になるキッカケをジョージⅠ世が作ってしまったようにオロチが八岐大蛇の能力者となるキッカケを康イエが作っていたなどということもあり得るかもしれませんね。

康イエが、ヘビヘビの実 幻獣種 モデル八岐大蛇をオロチに食べさせたのではなかったとしても…

康イエが手に入れていたヘビヘビの実 幻獣種 モデル八岐大蛇をオロチが食べてしまったなどということは考えられそうですからね。

オロチを康イエが拾っていなくても「光月」は将軍の座を奪われた!?

私は『ジョジョの奇妙な冒険』第一部をリアルタイムで週刊少年ジャンプ掲載時に読んでいましたから…

「ジョージ・ジョースターⅠ世がディオを引き取るなんてバカなことしなければ、ジョースター家にディオがもたらす災いが降りかかることはなかったのに…」

と三十年以上前からずっと思い続けてきましたが…

もしかしたら、これからずっと

「霜月康イエがオロチを拾いさえしなければ「光月」がワノ国の将軍の座を奪われることはなかったのに…」

と思い続けるようになってしまうのもしれません。

ですが… オロチが康イエに拾われていてもいなくても… もっと言えば、オロチがいてもいなくても…

最強生物カイドウが、ワノ国を狙い、自分の言うことを聞こうとしない「光月」から将軍の座を奪い取ってしまうという流れに違いは生じなかったかもしれません。

そうだとすれば、康イエがオロチを拾っていてもいなくても、将軍の座に誰が就くかは違っていても、ワノ国の現状は現在とそれほど違いのないものになっていたのかもしれませんが…

どうなのでしょうかね?


※この記事の執筆にあたって集英社ジャンプ・コミックス『ジョジョの奇妙な冒険』1~63巻、『ジョジョの奇妙な冒険Part6 ストーンオーシャン』1~17巻を資料にさせていただきました

【2019年11月7日】

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