Dの名を持つガープとサウロがなぜ海兵になれたのか?

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「ゴール・D・ロジャー」が「ゴールド・ロジャー」に

”偉大なる航路”(グランドライン)制覇を成し遂げたゴール・D・ロジャーは、白ひげエドワード・ニューゲートと酒を酌み交わしていた時に

「近頃 政府の奴らが… おれを何と呼んでるか知ってるか? 「ゴールド・ロジャー」だ ……違う!! おれは”ゴール・D・ロジャー”」

と嘆いていました。(ワンピース59巻 第576話)

どうやら世界政府は、情報操作によって、海賊王と呼ばれるようになったロジャーがの名を持つ者であることを隠そうとしたようですね。

Dを人目に触れさせたくない世界政府の最高権力者=五老星

また、世界政府の最高権力者である五老星の一人が、頂上戦争後に「厄介なのはいつも”D”だ… ポートガスも然り… ここへ来て少々その名が人目に触れすぎている様だな」と言っていたこともあります。(ワンピース60巻 第594話)

最高権力者である五老星の一人がこう言っていたくらいですから、世界政府がDの名を持つ者たちを目立たせなくないと考えていることは間違いありません。だからこそ海賊王ロジャーの名をゴール・Dからゴールドに変えてしまうという情報操作も行ったのでしょう。

おそらく世界政府上層部の者たちは、

・Dの意志とは何かということ

・Dがなぜ神の天敵と呼ばれるのかということ

・Dの名を持つ者たちが何者かということ

を知っているのでしょう。そして、それらのことを知っているからこそDを警戒せずにいられないに違いありません。

疑問なのは、その世界政府の傘下の海軍にも

モンキー・D・ガープ

ハグワール・D・サウロ

というDの名を持つ者がいたことです。

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ガープやサウロを世界政府が海兵にした理由

ガープもサウロも有能ではあるが…

ガープは、あのとおりの問題も多々ある人物ではありますが、海軍の英雄と呼ばれる超強者の有能な海兵だったことは間違いありません。

サウロは、オハラの考古学者たちに対する世界政府の姿勢を納得することができずに海軍から脱走し、最後には悪の共犯者とされてしまいましたが(ワンピース41巻 第396話~第397話)、中将にまでなっていたのですから、彼もまた有能な海兵であったことは確かでしょう。

しかし、二人が有能であったかどうかは問題ではありません。問題なのは、二人の海兵としての資質ではなく、二人の名前の中にDがあるということです。なぜ世界政府がDを警戒しているのに、Dの名を持つ二人が海軍に入れたのでしょうか?

海軍の人事システムの問題か!?

コビーの海軍への入隊時(ワンピース1巻 第7話)の経緯から推測して、海軍の新兵の採用についての権限は、各支部に一任されていて、資格・経歴などについての審査は相当にユルいもののようです。だからこそ元海賊のジャンゴが海兵になれたりもするわけでしょう。

Dの名を持つガープやサウロが海兵になれたのは、この「来る者は拒まず」的な海軍の入隊時の審査のユルさゆえなのかもしれません。

Dの名を持つ者がDの意志を継ぐ者とは限らないからか?

死を間際にした白ひげは、黒ひげマーシャル・D・ティーチに「お前じゃねェんだ……… ロジャーが待ってる男は… 少なくともティーチ お前じゃねェ…」と言っています。(ワンピース59巻 第576話)

Dとは何かということをロジャーから教えられていた白ひげは、Dの名を持つ者が必ずしもDを継ぐ者ではないということを知っていたためにこのように言っていたのかもしれません。

そして、世界政府もそのことを把握しているためにDの名を持つ者の採用を控えていないということも考えられそうです。

もっとも、ロジャーの意志を継ぐ者ではなくても、黒ひげもまたロジャーとは違ったかたちでDの意志を継いだ者だということも考えられますが。

要注意だからこそ内部に取り込んでいるのか?

世界政府は、Dの名を持つ者のことを警戒しているからこそ自分たちの側に取り込み、監視しようとしたとも考えられなくはありません。

ただ、実際にガープが世界政府から監視されていたかというと、そうは思えません。もしも、ガープのことを監視していたとしたら、世界政府が海賊王ロジャーの息子=エースのことを見逃すことはなかったはずですからね。


続けて『Dの意志2 生かされたDと生かされなかったDの違いは?』をご覧ください

ワンピースネタバレ1111話 古代ロボがジョイボーイに謝罪』はこちらから

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