悪魔の実はテクノロジーの産物ではないのか?

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自然界に存在したとは思えない悪魔の実

悪魔の実は、優れたテクノロジーを持つ何者かが造り出した人工物なのだろうと私はずっと思い込んできました。

理由はあります。それは

●ゴム、バネ、刃物などの人工物(自然界には存在しない物)の力を得られる悪魔の実がある

●特殊な能力を持つ者(能力者)を必要とした何者かによって造り出されたと考えた方が、自然に存在した植物の実と考えるより納得できる

といったものです。

だからこそ『古代兵器は兵器ではなかった?』のページに「なにしろ『ONE PIECE』(ワンピース)の世界には悪魔の実という超テクノロジーの産物としか思えないモノが存在していますからね」と書かせていただきました。

おそらく私だけでなく『ONE PIECE』(ワンピース)ファンの内のかなり多くの割合の人が悪魔の実は優れたテクノロジーによって造り出されたモノだと考えているのではないでしょうか。

私は、今でも「おそらく悪魔の実は優れたテクノロジーを持つ何者かによって造られたのだろう」と思っています。

しかし、つい最近まで「悪魔の実は優れたテクノロジーを持つ何者かによって造られたに違いない」と確信していたのですが、そこまで確信はできなくなっています。

そして、「もしかしたら悪魔の実は優れたテクノロジーの産物などではないのかもしれない」と思い始めているのです。

人造悪魔の実がある以上、本物の悪魔の実は”人造”ではないのかも…

●Dr.ベガパンクが「人造悪魔の実」造りに取り組んでいた。そして、パンクハザードに残されていた、その失敗作をモモの助が食べてしまった(ワンピース69巻 第685話)

●シーザー・クラウンが作った「SAD」を材料にドンキホーテ・ドフラミンゴの持つ工場で動物(ゾオン)系の人造悪魔の実「SMILE」が造られていた(ワンピース69巻 第689話)

といったことが、もう随分前に明らかになっていましたが、だからといって「悪魔の実は優れたテクノロジーを持つ何者かによって造られたに違いない」という確信が揺らぐことはずっとありませんでした。

しかし、最近になって、もしかしたら「人造悪魔の実」が「人造悪魔の実」と呼ばれるのは、元々存在していた悪魔の実が「人造」ではないからなのではないかと思い始めたのです。

ベガパンクは悪魔の実が「人造」ではないことを知っていた!?

ベガパンクが造ろうとしている(あるいは造った)悪魔の実のことを「人造悪魔の実」と呼ぶようにしたのがベガパンク当人だったかどうかはわかりません。

しかし、もしも、ベガパンク当人が「ベガパンク製悪魔の実」のことを「人造悪魔の実」と呼ぶようにしたのだとしたら、それは元々存在する悪魔の実が「人造」ではないことをベガパンクが知っていたからではないかとも推察できます。

また、ベガパンク以外の者が「ベガパンク製悪魔の実」のことを「人造悪魔の実」と呼び始めたとしても、もしもベガパンクが元々存在する悪魔の実もテクノロジーの産物で「人造」だと知っていた場合には

「「悪魔の実」は元々「人造」なのだから「人造悪魔の実」という呼び方はおかしい」

とか言って、「ベガパンク製悪魔の実」のことを「人造悪魔の実」と呼ぶのはやめさせたのではないかとも思えます。

したがって、「ベガパンク製悪魔の実」が「人造悪魔の実」と呼ばれていたことは、元々存在する「悪魔の実」が「人造」ではないことをベガパンクが知っていたためとも考えられると思うのです。

シーザーが「SMILE」のことを「人造悪魔の実」と呼んでいたのも…

また、シーザーが「SMILE」のことを「人造悪魔の実」と呼んでいたのも彼が元々存在する「悪魔の実」が「人造」ではないことを知っていたためとも考えられるかもしれません。

以上のように考えるようになり、私の「悪魔の実は優れたテクノロジーを持つ何者かによって造られたに違いない」という確信は揺らぎ始めたというわけなんです。

それでもまだ「おそらく悪魔の実は優れたテクノロジーを持つ何者かによって造られたのだろう」とは思っているんですけれどもね。

続けて『悪魔の実3 悪魔の実と麦わらの一味』をご覧ください

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